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研修医体験記 6月

2019年8月15日

2019年6月の研修医体験記

2019年6月の地域医療研修には、東京都板橋区、帝京大学医学部附属病院の初期研修2年目の先生に来ていただきました。斜里町はもちろん北海道も初めての訪問とのことでした。斜里町は想像していたよりも大きな町という印象を受けたそうです。最初の1週間は慣れない様子もありましたが、その後は臨床業務をスピーディにこなしていく頼もしい姿を見せてくれました。メモをとりながら黙々と働く姿にスタッフから感銘の言葉を聞くほどでした。休日に訪れた知床半島のクルーズではヒグマやイルカに出会うことができたそうです。

先生から研修後にいただいた感想をご紹介します。

斜里町での地域研修を終えて

斜里町国民健康保険病院に1か月間地域研修に行かせて頂き、まず一番に感じたことは診療を研修医も主体となって行っているということです。私は普段研修医として大学病院に勤務しており上級医の先生の指示で動くことが多かったのですが、ここでは「自分で病状を評価し治療方針を考え実際に行う」という機会がとても増えました。勿論上級医の先生方は常に身近にいて下さり、報告、相談がとてもしやすい環境でした。またコメディカルの方々も自身で考えて積極的に動いて下さるため、医師として治療方針について吟味する時間が確保でき非常に仕事がしやすい職場だったと思います。来たばかりの頃はやはり病院によってシステムが異なるため戸惑うことも多かったのですが、先生方は勿論他の医療スタッフの方々も、どんなに小さなことでも丁寧に教えて下さるのですぐに慣れることができました。また地域の病院であるためcommon diseaseが多く診療の基礎を学びなおすことができ、さらに外来診療や救急車対応、訪問診療などを実際の体験を通して知ることが出来ました。地域の人々と医療従事者が密接に関わっており、地域に根ざした親しみやすい病院だと感じました。仕事だけではなく休日になると多種多様な医療スタッフの方々が積極的に観光名所などを紹介、案内して下さり、オホーツク海や屈斜路湖など北海道の雄大な大自然を充分に満喫することが出来ました。地域医療として斜里町を選んでとても良かったと思います。勉強も遊びも充実した、大変有意義な1か月でした。」

冬の知床も見に来てください。