研修医体験記11月
2020年01月15日
2019年11月の研修医体験記
11月は帝京大学初期研修医2年目の先生が当院で地域医療研修を行いました。当初から積極的かつパワフルな診療を展開し、とても頼もしい姿を見せていただきました。休日は道東を車で駆け巡り、晩秋から初冬にかけての雄大な自然を満喫されたことと思います。
先生からいただいた研修後の感想をご紹介します。
「まず初めに、1か月間大変お世話になりました。
ここの病院に来て感じたことは先生方はもちろん、医師以外の医療従事者の方とも壁が本当に薄いということです。患者さんのことについて一緒に考えて案を出し合える関係がとてもいいなと感じました。
今回、北海道の斜里町で1か月臨床研修をさせて頂きましたが、大学病院では学べない貴重な経験ができたと思います。患者さんが入院してから退院するまで、さらにはその後の一人一人の生活スタイルに合わせて考えること(外来再診、施設入所、訪問看護、訪問診療など)が大切だと感じました。今までは目の前の患者さんを治療し、退院までに重きを置いていましたが、それだけではないということを気付かされました。
また、これまでは上級医から言われたことを漏れのないように行うことを考えてきましたが、ここでは自分で考えてこうしたらいいのでは、というように意見を少しずつ出せるようになったと感じました。これから数カ月で研修医としての臨床経験を終え、自分の決めた専門科へと進んでいきます。その時に自らきちんと意思を持って行動できる医師になるよう、頑張ろうと思いました。
最後になりましたが、お世話になりました合地先生、石岡先生をはじめ諸先生方、医療スタッフの皆様、改めて1か月間本当に有難うございました。ここでの経験を今後の医療に活かしていけるよう、これからも誠心誠意医療に携わっていきたいと思います。
北海道の初冬の厳しさも学びました。次は流氷を見に真冬にまた訪れたいと思います。
ありがとうございました!」
再訪を楽しみにお待ちしています。